身近な社会貢献である古紙回収

日常生活において紙というものはもっとも身近な存在です。
一昔前のオフィスのOA化などの流れからパソコンが急速に普及してペーパーレスなる言葉が盛んに用いられた時期もありましたが、ふと見渡してみると生活の中では相変わらず紙があふれています。
書類はもとより、最近では石油製品への過度の依存からの脱却を意識して買い物袋や商品のパッケージなどは紙製品に回帰する動きも目立っています。
加工技術の進化が手伝って様々な製品への応用が可能になっていますから今後も紙製品が廃れることはないのではないかと思えます。
こうして消費や利用の機会が増えている紙類ですが、もうひとつの利点としてリサイクルが利くことが挙げられます。
比較的容易な加工技術によって再生紙として利用することが可能になるのでまさに再資源化の流れを代表するものだと言えると思います。
このこと自体は決して最近になって登場した珍しいものではなく、ずっと以前から古紙回収のトラックが街中を走り回っていたように古くから必要な資源として用いられていたものでした。
一般市民が再資源化について普段意識する機会が少なかっただけで、取り組みそのものの歴史は長いものがあります。
出来る限り循環型社会を目指そうとする動きは近年の主流的な考え方ですが、紙類のリサイクルはこれに最も合致する考え方です。
紙製品を作る際に必要な資源としての森林伐採については世界的に問題視されていて、環境保護の観点からも一から新しい製品を作り続けるのではなく、再利用できるものは極力使おうという取り組みが進められています。
古紙回収はこうした取り組みに一市民の立場から参加できる身近な存在です。
特別な行動は必要ないながらも、紙ごみの廃棄の際に分別を心がけるだけで十分に協力出来ています。
紙ごみの分け方は自治体によって多少の差異はあるものの、大まかに同じ種類の雑誌で括ったり、薄い加工紙やダンボール紙などにそれぞれ分別してまとめて捨てます。
雑誌などのまとまった量がある時は古紙回収業者のトラックを利用すれば玄関口までの運搬で済むので楽に捨てることが出来て便利です。
紙ごみは気がつかないうちにあっという間に溜まっていくものなのでまとまった量になりやすく、案外捨てるにも労力がいるものです。
古紙回収はその点捨てようと思えば機会は割りと用意されているので日頃から心がけたいものです。
こうした家の中で出たゴミを捨てるという当たり前の行為でありながらちょっとしたひと手間で十分に社会貢献になるのが古紙回収の意味深いところです。
ゴミを出す立場で出来ることが資源や環境に与える影響は決して軽んじることが出来ない大切な取り組みです。